コンペ・イベントの運営に関しては、2005年（当時18歳）に沖縄での初の大会企画運営を行ってから、2007年パンプ––2018年ライノ（フィッシュ）時代を含めると数え切れないほどの経験をしました。はじめのころは運営が思うように行かず涙した日もありましたが……思い出すと恥ずかしいので、以下数件イベントのみ掲載します。

magnetic line

2005

僕が沖縄で通っていた、やまあっちゃークライミングジムにて初めての企画運営した大会です。当時沖縄では現在のような大会はほぼ無く、照明や音響を駆使して格好よく演出した都内や海外のようなコンペ運営に憧れていました。開催時は当時18歳でとても緊張し怖かったのを覚えています。しかし周りのクライマーや友人の助けもあり何とかやりきることができました。この時から大会中の熱狂や興奮を作り出すのが面白い！ということを知り、いまに繋がっているのだと思います。

MASH UP!

2009–2011

nobu@zushi

FILMED BY ROLLFILM

オリジナルクライミング商品の製作を行っているrumlimeさんとともに、逗子海岸・海の家Sufarsさんにてクライミングエリアを夏期間中のみ運営。神奈川在住クライマーはもちろんのこと、クライミング初心者の方や、全国各地のクライマーが登りに来てくれて伝説的なイベントに！

GOOUT CAMP / GOOUT JAMBOREE

2012–

アウトドアファッション雑誌で有名なGOOUTさんが、静岡県のふもとっぱらキャンプ場にて開催される野外フェスにクライミングエリアを設営！ 2014年にはクライミング競技など見たこともないお客さんを前に、国内トップクライマーの熱いバトルを披露。観客の皆さん、参加してくれた選手たち、運営してくれたスタッフ、そして小さい壁ながらも上手くセットした僕（……！）のお陰でいままで見たことないほどの盛り上がりました！

また野外音楽フェスイベント“GOOUT JAMBOREE”のクライミング部門の監修も、毎年行っています。

• — GOOUT CAMP Vol. 14
• — GOOUT JAMBOREE

FOOD FES

2018––

Food Fes@RaB

FILMED BY ROLLFILM

競技性が高く、選手の勝敗のみが重要となるコンペばかりが増えてきた……と感じる昨今、僕の反逆精神（？）から生まれた企画です。何故こうなったのかは自分でも正直分かっていないのですが、登れた課題に応じて飲食できるチケットがもらえるというものです（僕がタコスをつくります！）。「初心者も上級クライマーも一緒に登りを楽しめて、繋がり合えること」を基本軸に考えうまれたのがこのイベント。もちろんコンペも大好きですが！ 勝敗や数字といったのを使わなくても楽しめるのはクライミングにおいてとても重要なことであると僕は思います。クライミングを通じて仲間をつくり、楽しんで貰えたらなと思い、企画しました。

ME祭り

2018–

普段ウェアサポートをしていただいているMOUNTAIN EQUIPMENT（ME）さんとのコラボ企画。課題作成を行い、当日はMEオリジナルショップを出店。クライミングを楽しんでもらうと同時に格好よくて、機能性抜群の最強アウトドアウェアをご紹介します。開催は岩場シーズン期間が多いため、普段ジムで手に取れないダウンやアウターなどを個々の需要にあわして販売を行っています。

• — MOUNTAIN EQUIPMENT

巡礼 the Wall

2020––

巡礼 the Wall / SEASON01 総集編

FILMED BY ROLLFILM

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて厳しい状況を強いられていたクライミング業界を、なんとか盛り上げるべく企画したイベント。ひとつの場所に人を集めておこなう従来のイベントは難しいため、首都圏のボルダリングジムを巡るスタンプラリーというかたちになりました。参加クライマーは、期間中それぞれのジムで課題を登り、総ポイント数を競います。これまで2020年夏のSEASON01、2021年春のSEASON02と開催。いずれ全国で同様の催しをできればと考えています。

• — 巡礼 the Wall
• — 『巡礼 THE WALL』発起人 永田乃由季インタビュー〈CLIMBERS〉